プライベート出産〜愛に溢れるお産をするなら2
あなたにとって、愛とは、生まれるとはなんですか?
私にとって、愛に溢れる生まれ方は、
プライベート出産(助産師などを呼ばず、夫婦あるいは家族だけで出産すること)
でした。
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プライベート出産〜愛に溢れるお産をするなら1
http://childmindart.jp/puribatebirth20/
ダラダラと時系列で書いていても、
なんか違うな~と思ったので、
こうぞうと愛を感じたな~
と思ったシーンを書いていきたいな~
と思います。
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陣痛と書くと、
「痛み」という字が入っているので、
経験したことない時は、
「どんな痛みなんだろう?怖いな」
って思う時もありました。
実際、1人目の時は、
怖い!という氣持ちと連動するかのように、
身体がこわばり、
痛みも強く感じていました。
だけど、今回は、
「私(じゅんこ)がラクなら、お腹にいる子どももラク」
「究極にリラーックスして、こうぞうと愛に溢れるお産にする」
そう強く決めていました。
だから、
前回同様、今回も、
子宮の波(陣痛→本当は神通と書くらしい)が強まってきたら、
お風呂に入ると、
ラクになるので入ろうと思っていたのです。
で、前回は私だけ入って、
こうぞう(夫)は正面で、
頭を撫でてくれたり、
手を繋いでくれたり、
水やフルーツを用意してくれたり、
お湯の温度を調節してくれたりしていたのですが、
「今回は一緒に入ってリラーックスしたい」
という思いがあったので、
以前からこうぞうにそれを話していました。
というのも、
ヒプノバーシングという、
キャサリン妃も行なったという、
痛みの少ない出産方法があり、
ヒプノバーシングの公式サイトに上がっていた動画が、
とてもリラックスして、
男性からの愛が感じられる動画だったのです。
その動画では、
旦那さんも一緒にお風呂に入り、
背中をさすったり、
マッサージをしたりして、
女性を優しく包み込んで、
サポートしていました。
「私もこんなお産がしたい!」
と思ったので、
その動画を何度も何度も見て、
何度も何度もイメージングしていたのです。
だから、今回はこうぞうにも一緒に入ってもらいました。
普段から、みくが寝ている時など、
「夫婦2人で入りたいな~」
と思う時はそうしているので、
その時と同じように、
こうぞうが後ろで、
私がこうぞうの胸に頭を預けて、
子宮の波が来るたびに、
身体をゆっくーりゆるゆるさせていました。
すると、
不思議と「陣痛」という名前のような、
「痛み」は感じないのです。
波は来ている
と分かるのですが、
本当にゆるゆる~っとしていると、
言葉にすると、
「癒し」「愛」「感謝」
といったありきたりなものになってしまうのですが、
心の底から、
「あぁ~ありがとう。この穏やかな時間を過ごさせてくれている方達本当に本当にありがとう」
「みく、無事に生まれてくれて、健康にすくすく大きく育ってくれて本当に本当にありがとう」
「じゅんこに関わって、遠くから見守ってくれている人たち本当にありがとう」
「いぶき、もうすぐ会えるね~待ってるよ~」
「そして、こうぞう。
仕事もやりながら、じゅんこの体調を氣にかけたり、じゅんこがしんどい時、
お昼の休憩の合間にわざわざ往復40分以上かけてかけて帰ってきてくれてありがとう。
前兆はあるのに、なかなか生まれなくて、
「大丈夫、ゆっくりいこう」
と励ましてくれて。
じゅんこがかまってあげられないから、
みくがこうぞう甘えん坊になって、たくさんみくと遊んでくれて。
お風呂に入ると陣痛がゆるやかになるから、ずっと入ってたかったんだけど、
みくの時はそれで体力消耗したから、
「お風呂入って1時間たったけどどうする?」
って聞いてくれて。
言葉にしてないのに、たくさんの氣持ちを汲み取ってくれて。
いぶきが生まれたらしばらくみくを外に連れてってあげられないからと、ベランダを遊び場にしてくれて。
陣痛の途中、氣持ち悪くなって吐いたら、嫌な顔ひとつせず、処理してくれて。
じゅんこの「こうぞうと2人で産みたい」って願いを叶えてくれて。
届け出もめんどうなこと多いのに、ぜーんぶやってくれて。
いつも側に居てくれてありがとう。
愛してるよ。」
心が魂が本当に胸に宿っているのだとしたら、
そこから溢れてにじみ出るように、
たくさんの愛してるよと、
ありがとうが浮かんできた。
みくの時は、
「大変なお産を2人で乗り越えてさらに深く深く結ばれた愛」
みたいなのを感じたけど、
今回は、
辛さや怖さ、大変さを乗り越える!
って感じじゃなくて、
「いぶきのタイミングを、こうぞうと一緒に分かち合いながら待つ」
って感じで、
なんとなくだけど、
「この人生は、試練や辛いことを乗り越えるためにある!みたいな時代はもう終わった」
「ここに来たのは、愛を感じるため、たくさんの感情を感じるため、たくさんの面白い経験をするため」
なんだ。
っていう、根本のところに触れて、
溢れた愛
って感じだった。
そうやって、ゆるゆる~っとしてたんだけど、
結局24日中には生まれなくて、笑
また一回寝て、
次の日の夜、
子宮の波が強く強くやってきた。
一度お風呂に入るも、
出てこず。
正直長すぎて、
今までリラーックスしてたのに、
ヘコタレました。
「まだ出てこないよー(T ^ T) 」
と少し泣いて、
涙を流すと少し落ち着いて、
今回も助産師ばぁちゃんの本を読んでもらい、
ゼロ地点に戻ってきました。
落ち着いた後、
身体を拭いてリビングへ。
敷いていた布団に横になりながら、
子宮の波がさらに強くやってきたので、
「あぁ、きっといぶきはお風呂じゃなくて、
ここで生まれたがってるんだ」
そう感じました。
何度か強い波がやってきて、
バランスボールに身体を預けていました。
そして、その波を感じながら、
陣痛の途中でめげて、りっちゃんに電話をし、
その時の会話の内容を思い出していました。
じゅんこが「陣痛はきてるのに、
間隔がなかなか縮まらない。 」
というと、
「大丈夫。病院で出産しようと思うと、
お医者さんが間隔だー時間だーって言うだろうけど、
自然の力に任せるなら、
きっと時間とか間隔通りに生まれるって違うよね。
じゅんちゃんとこうぞうさんの「今だ!」っていうのは絶対分かるはずだから。
大丈夫よ」
と。
りっちゃんの言う通り。
それが「今だ」と感じていました。
そんなことを考えているうちに、
本当にそのタイミングが。
さらにこんなアドバイスももらいました。
「力んじゃいけないとかじゃなくて、
うんちする時も、んっていうのをきっかけに出たりするでしょ?」
って。
確かに。笑
ゆるゆる~っとするイメージの中で、
生まれてほしかったから、
力まないいきまない!
という思い込みができてたかもしれない。
もっと、本能と身体の感覚に任せよう!
そう思うと自然に身体がいきんでいました。
でも、みくの時のような、
身体をこわばらせたいきみ
ではなく、
身体の最後の仕上げ
のような感覚でした。
その一度のいきみで、
破水し、
その勢いで頭が少し見えました。
次のいきみで頭が出て、
次のいきみでいぶきはこの世に誕生しました。
そして、その瞬間、
こうぞうがこう言ったのです。
「首にへその緒が巻きついてる!」
と。
いぶきは、首にへその緒が三重にゆる~く巻きついていました。
だから、それがきつく締まらないように、
ゆっくーりゆっくーり時間をかけて、
確実に生まれてきたのでした。
それを知った瞬間、
「あぁだからゆっくーりゆっくーり生まれてきたんだね~」
「上手に生まれてきたね~偉いね~」
と言葉が出ていました。
きっと、早く生まれてきていたら、
ぎゅっと締まっていただろう
と思うと、
「子どもは自分が死ぬような生まれ方は絶対にしない」
と言った、助産師ばぁちゃんの言葉が、
思い出され、
それを信念にして本当によかった!
と心から思ったのでした。
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私にとっての愛とは、生まれるとは、
「子どもの自分で生まれる力を信じきること」
「愛するこうぞうと2人で分かち合い、待つこと」
でした。
あなたにとっての「愛」とは、
「生まれる」とは何ですか?
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