「授乳はセックス」という意味が分かった話
プライベート出産をするにあたって、
ネガティブな情報ではなく、
励ましてくれるような言葉、情報が欲しかった。
だから、何度も紹介しているが、
助産師ばあちゃんの「大丈夫やで」
（https://www.amazon.co.jp/大丈夫やで-〜ばあちゃん助産師-せんせい-のお産と育児のはなし〜-坂本フジエ/dp/486311057X）
という本はもの凄く励まされたし、
読んでいて安心できた。
その中の一節にこんなフレーズがあったのだ。
それが、
「授乳はセックスだ」
というもの。
そのフレーズだけ見ると、
「よくわからん…」となっていたが、
実際、美空が生まれて授乳してみると、
このフレーズが分かるような、
不思議な氣持ちになったのだ。
じゅんこは、今現在、母乳とミルクを併用しているのだが、
美空にミルクをあげていた時のことだった。
母乳のときは、美空の目線はじゅんこの身体の方を向いているので、
目は合わないのだ。
だけど、ミルクのときは、上を見るから、
美空と目が合う。
目を見つめて、
心を開いて、
無邪気に、
ただ集中して、
目の奥の深い部分を見つめていると、
「溶け合う」ような感覚になった。
溶け合う、ひとつになる、つながる、
そんな感覚。
「あれ？これどこかで経験したことがあるぞ」
と思った。
「ん？」
「は！そうか！こうぞうと目と目を合わせてセックスしてるときの、
つながり方と似てる！！！！」
「は！そうか！授乳はセックス！これか！」
と思ったのだ。
つまりは、
授乳というお腹を満たす行為プラス抱かれている絶対の安心感を持っている時に、
目と目を合わせる
ことで、
肉体を越えて魂同士でつながることができる。
ということではないかと思った。
（ばあちゃんの本当の解釈とは、ちと違うかもしれんけど。
これはじゅんこの感じたこと）
セックスって、日本ではもの凄くタブー視させられて、
卑しい、隠さなきゃなれないもの、
のように扱われている。
だけど、本当は、
人と人とが本当の意味でつながる大切なプロセス
で大事な大事なこと。
そして、それは、
肉体同士を重ね合わせるだけのものではないということ。
本当の意味で、
肉体を越えてひとつになるためのもの。
だから、「授乳はセックス」なのだ。
＊＊＊＊＊＊＊
子どもって、純粋で素直で正直。
だからすぐに思いも伝わる。
普段、生理的欲求さえ満たしていれば、
基本ご機嫌な美空さんなのだが、
昨日は全然寝なかった。
じゅんこも眠くて、
「早く寝てくれないかな〜」って思ってたところもある。
でも、それ以上に、ミルクあげたり、抱いたりする時に、
美空のことじゃなく他のことばかり考えたり、
スマホ触ったりしてたからだな〜って思った。
それまでは、１人の大切な人間としていつも関わってるから、
片手間みたいな感じでやるのはやめよと思って、
してなかったんだけど、
昨日はなんだか疲れちゃって、
片手間になっちゃったのね。
そしたら、案の定の反応だった。
そりゃそうだよね。
片手間で関わられてたら、
いつもこっち向いて！って振り向かせるために、
泣いたり、うめいたり、動作で示したくなるよね。
だから、今日は、「ちゃんと見てるよ」
「いつも側にいるよ」と、
美空のことしてる時は、
美空のことだけ考えてると、
すんなりこっくりよく寝ている。
「泣いたり、態度で示せば、いつでも関わってくれる」
という安心感がそうさせるんだろうね。
保育士やってても、自分の子どもは初めてだから。
世の中のお母さんはみんなすごいね。
世の中の子どももみんなすごいね。
みんなこうして育ったんだね。
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